ポートレート撮影のレンズ選び|85mmが「神レンズ」と呼ばれる理由
こんにちは!MARBLEです!人物を主役にした「ポートレート撮影」に挑戦してみたいと思ったとき、一番最初に壁になるのが「どのレンズを選べばいいのか?」という問題ではないでしょうか。カメラの世界では、ポートレートに使うレンズの中でも特に「85mm」という焦点距離が「神レンズ」と称えられることがあります。今回は、そのポートレートレンズの選び方と85mmが特別な理由を、初心者の方にもわかりやすくお伝えします!
ポートレート撮影とは?「人を美しく撮る」ための基礎知識
ポートレート撮影とは、人物を主役にした写真撮影のことです。家族写真や友人の記念撮影、モデルを使ったファッション撮影など、幅広いシーンで活用されます。ポートレートで重要なのは、人物の顔や表情を魅力的に引き出すこと。そのためには、カメラのレンズ選びがとても大切になってきます。
ポートレートで美しい写真を撮るために欠かせないのが「背景のボケ」です。背景がぼんやりとぼけることで、被写体(人物)がくっきりと際立ち、プロらしい雰囲気の写真が生まれます。このボケを生み出すカギになるのが、レンズの「焦点距離」と「F値(絞り値)」です。
焦点距離とは、レンズの特性を表す数値のことで、「35mm」「50mm」「85mm」「135mm」といったmmの数字で表されます。数字が大きいほど被写体が大きく写り(望遠側)、小さいほど広い範囲が写ります(広角側)。ポートレートには一般的に50mm〜135mmの中望遠と呼ばれる範囲がよく使われます。
85mmが「神レンズ」と呼ばれる3つの理由
数あるポートレート向けレンズの中で、85mmは特別な地位を占めています。カメラ愛好家の間で「神レンズ」と呼ばれるほど支持を集める理由を、3つのポイントでご説明します。
①顔の歪みが出ない自然な描写
広角レンズ(24mmや35mmなど)で人物の顔を近くで撮ると、鼻が大きく見えたり、輪郭がゆがんで見えたりすることがあります。これは「パース(遠近感の誇張)」と呼ばれる現象です。一方、85mmは被写体から適度な距離を保ちながら撮影できるため、顔の形が自然に写ります。目・鼻・口のバランスが崩れにくく、実際の顔に近い見た目で撮影できるのが85mmの大きな魅力です。
②美しいボケが出やすい
85mmは中望遠の焦点距離を持つため、背景が自然にぼけやすい特性があります。特に大口径(F1.4やF1.8といった明るい)レンズと組み合わせると、被写体の顔だけがくっきりと浮かび上がり、背景が滑らかにとろけるような美しいボケが得られます。このボケは「玉ボケ」とも呼ばれ、ポートレートをより芸術的に演出してくれます。
③人物との適切な撮影距離が取れる
85mmで人物の上半身〜顔のアップを撮影するには、だいたい1〜2メートル程度の距離が必要です。この距離感が絶妙で、カメラマンと被写体の間に自然な空間が生まれます。被写体も「カメラが近すぎて緊張する」ということがなく、リラックスした自然な表情を引き出しやすくなります。スタジオ撮影でも屋外ロケでも使いやすい焦点距離です。
ポートレート向けレンズの選び方|焦点距離と明るさのポイント
ポートレートに挑戦したいけれど、どのレンズを買えばいいか迷っている方に向けて、レンズ選びの基本ポイントをご紹介します。
焦点距離の選び方
ポートレートに向いている焦点距離の目安は次のとおりです。
- 50mm(標準レンズ):人の目で見た感覚に近い自然な写り。屋内でのポートレートや集合写真にも使いやすい万能レンズ。初めの一本としておすすめ。
- 85mm(中望遠レンズ):ポートレートの王道。適度なボケと自然な顔の描写が得られる。屋外・スタジオどちらでも活躍。
- 135mm(望遠レンズ):より圧縮効果が増し、背景が大きくぼける。被写体から離れた位置から撮影したい場合に向く。
「まずポートレートを始めてみたい」という方には50mmか85mmがおすすめです。特に85mmは専用の単焦点レンズが各メーカーから充実しており、中古市場でも手頃な価格で見つかることが多いです。
F値(明るさ)の選び方
F値とはレンズの明るさを示す数値で、数字が小さいほど明るく(光を多く取り込め)、背景がよりぼけやすくなります。ポートレートにはF1.4〜F2.8程度の明るいレンズが特に人気です。ただし、F値が小さいレンズは一般的に価格が高くなります。中古レンズであれば、F1.8程度の明るい85mmレンズを比較的リーズナブルに入手できます。
CanonとNikonのおすすめ85mmレンズ
Canonユーザーなら「EF85mm F1.8 USM」、Nikonユーザーなら「AF Nikkor 85mm F1.8D」がコスパに優れた定番の85mmレンズです。どちらも中古市場で流通量が多く、状態の良いものを見つけやすい点もメリットです。カメラを始めたばかりの方でも扱いやすい、バランスの取れた一本です。
マーブルカメラのおすすめ商品
マーブルカメラでは、ポートレートに最適な中古レンズ・カメラを厳選して取り揃えています。85mmをはじめとするポートレート向けの単焦点レンズも随時入荷しておりますので、ぜひチェックしてみてください。状態を丁寧に確認してから出品していますので、中古カメラ初挑戦の方も安心してご利用いただけます。
ポートレートを始めるにあたって「まず試してみたい」という方には、カメラ本体とセットでレンズを揃えるのがおすすめです。マーブルカメラの商品一覧では、初心者の方が使いやすいセット構成も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
よくある質問
Q. 85mmレンズはAPS-Cセンサーのカメラでも使えますか?
A. 使えます!ただし、APS-Cセンサーのカメラに85mmのレンズを付けると、焦点距離が「85mm × 1.5〜1.6」倍(クロップファクターと呼びます)になります。Canonのcropモデルなら約136mm相当、Nikonなら約127.5mm相当の画角になります。少し望遠側になるため、撮影距離が長めに必要になりますが、ボケは大きく出やすいというメリットもあります。屋外ロケなどでは十分な距離が確保できますので、使いこなせると素敵なポートレートが撮れます。
Q. 50mmと85mmで迷っています。どちらがいいですか?
A. 用途によって異なりますが、ポートレート専用に使いたいなら85mmがおすすめです。50mmは室内でも撮りやすく、街中や日常のスナップにも使える汎用性の高さが魅力です。一方、85mmはポートレートにおいてより自然な顔の描写と美しいボケが得られます。もし屋外での人物撮影を中心に考えているなら85mm、室内・日常使い含めオールラウンドに使いたいなら50mmという選び方が一般的です。
Q. 中古の85mmレンズを選ぶときの注意点は?
A. 中古レンズを選ぶ際には、①レンズの内部にカビや曇り(くもり)がないか、②絞りの羽根が油でベタついていないか、③AFの動作がスムーズか、の3点を確認することが重要です。特にポートレートレンズは開放F値(一番明るい設定)で使うことが多いため、カビや曇りがあると描写が甘くなる場合があります。マーブルカメラでは商品説明に詳細なコンディションを記載していますので、購入前にご確認ください。
まとめ
ポートレート撮影のレンズ選びにおいて、85mmは「人物を最も美しく、自然に写せるレンズ」として長年にわたりカメラマンたちに愛されてきました。歪みのない自然な描写、美しいボケ、被写体との快適な距離感——これら三拍子が揃っているからこそ、「神レンズ」と称されるほどの人気を誇っています。まだポートレートに挑戦したことがない方も、ぜひ85mmの魅力を体感してみてください。マーブルカメラには手頃な価格の中古ポートレートレンズが揃っています。気になる方はぜひ商品一覧をのぞいてみてくださいね!
